#053 はじめてのガチンコ立ち回り。 耳が痛くなるような静寂の中、マスターからはおきまりの家賃の督促、そしておおよそ営業妨害と見られてもおかしくない仰々しいポスターを剥がしてくれと懇願される。黙って剥がす。それは闇の組織からの制裁を意味する。ならば未解決の依頼をガチンコで解決し、その全てを精算しようとするのだが・・・
#042 アラシステム、炸裂。 突然やってきた常連客「グレート巨砲」氏が抱える専らの悩みと言えば、「獣王」の勝ち方が全く持って見えない事だという。「アンタ達、ろくに家賃も払ってないんだから代わりに仇討ちしてやんなよ」と、マスターから勅命を受けた男達は、密林に光を見いだすべく、今日も喧噪の中に飛び込むのであった。
#015 黒いアイツ。 待望の念願の、一日千秋の思いで待ち受けていた依頼を、己の力不足でこなしきれなかった男達。しかも二回連続だ。当然のようにならない電話、うるさいぐらいの静けさの中、失意に襲われていた一人の男と、はたと気がついて手紙を差しだす男。その内容とは・・・「ゴキブリ退治」?
#006 己のルーティンを探る! ラグビーの五郎丸、野球のイチロー、相撲の琴奨菊。超が付くような一流プレイヤーに必ずと言っていいほど備わっている「ルーティンワーク」を取り入れようと、男達は「パチスロ秘宝伝-伝説への道-」に向き合うが、明暗分かれる両極端な展開に、ルーティンの本質を未だ掴み切れていないのであった。
#025 あなたの笑顔と巨額の富。 「ATM探偵事務所」開店から早一年。各々の収支状況で持ち堪え、どうにかこの一年を凌げた事に安堵する男達であったが、依頼の連続解決には至らず、顔色はさえないままであった。今後の経営が危ぶまれる中、新年早々にやってきた依頼。それは仇討ちにも似た内容であった。
#033 駄目になりそうな時、盾が1番大事。 誰しもが未熟で稚拙な時代があったはず。しかしながら、想像以上に愚拙で愚鈍だった男の過去をほじくり返してきた今回の依頼者は、「現在、敢えて海皇のもとへ参る根拠などあるのか?」との疑問が頭に充満しているとの事。「3つの神と自由に逢瀬を重ねられる」そんな時代の「敢えて」とは一体…
#047 HOBBY = ENJOY 冬めく季節の中でふと見付けた秋の便り。ぽつりと忘れ去られていたその文の中には、差出人の豪快腕白な名前からは想像できないほど丁寧な文脈で切々とした願望が綴られていた。大きな都と書いて「大都(だいと)」。細字を太字に変えるべく、今日も今日とて男達はホールへと向かうのであった。
#022 愛(出玉)を取り戻せ!! プロスロッター「ガリぞう」から持ちかけられた依頼に恐縮するも、勢いに乗じて現場へと乗り込んだ男達。ところが勢いとアラシステムだけでは転ばない「北斗強敵」という相手に四苦八苦する。気持ちを切り替え、業務遂行を目指していたところ、とうとうアノ男に奇跡が舞い降りる・・・
#027 男達のリハビリテーション。 相変わらず「頼まれた事だけ出来ない」男達。探偵事務所のホットラインである黒電話のベルは鳴らず、封書の依頼も来ず。その静けさ故に耳鳴りがしてきそうなところで、とある男がドアの向こうからやってきた。そして男はこうつぶやいた。「リハビリ…」
#014 登山のようなもの 果てしなく遠いと思われたその頂が近づいてきた事を実感する二人。今日こそは、依頼主の要望に100%お答えできる「頂SSRUSH」をお見せできるかも知れないと胸躍り沸き立つところで、突如として忍び寄る番長という悪魔。理想とイメージと現実の狭間を垣間見るのであった。
#040 奇跡っていうか…。 めでたい私生活とは裏腹に、最近の業務成績が弱りに弱っている男達。そんな彼らの元に舞い込んできた「まどマギシリーズでロングフリーズを引いて見せてくれ」というヘビーな依頼。重たい職場から逃げ出したくなる弱気に蓋をし、奥歯を噛みしめつつ改めて戦地に乗り込むのだが…。
#012 モノクロのSGG 再び鳴り響く電話のベル。おもむろに居留守を決め込む男。大人達が液晶画面を白黒にする為に「まずはGODを一発」と願って腕を振り続けているのだが、ノーGODイコール、ハレルヤへの挑戦権すら与えられていないという状況。そんな状態に辟易していたところ、他の確率をゆがませてしまう男が・・・
#010 ガチンコ実戦で嵐の「疑惑」を検証! 「この男のスタイルとして4連勝なんてあり得ない」そんな感想から持ち上がった嵐ヤラセ疑惑。内通か、替え玉か、はたまた撮り直しか?色々あったが、現在の判定結果としてはグレー。やはりプロレスラーはプロレスラーでしかないのか?それとも、ガチンコファイトも強いのか?今宵判決が・・・
#023 理想の地は何処へ。 依頼の連続解決に気をよくする男達に届いた一通の手紙。そこには二人の健闘を讃えると共に、一点だけある物足りなさを指摘した内容が綴られていた。なるほど、言い得て妙。ならばその忘れ物を「北斗修羅」にて取り戻しに行こうではないかと、今日も今日とて現場に繰り出すのであった。
#037 これは楽勝ですか?いいえ、辛勝です。 依頼者が尋ねる「赤よりも青よりも凄いもの」、要するに「超番長ボーナス」を調査し続けて早数ヶ月。血眼で掴んだチャンスを「楽勝」と放言するバンカラに翻弄され続け、未だその行方を掴めずにいた。諦めたらそこで調査終了。数万分の一の確率に挑む男達は、奇跡を具現化しようと常に抗うのである。
#036 絶頂。それすなわち絶望の頂。 調査報告である実戦素材が無風、すなわち「凪」(なぎ)の状態にあるということは、大海原のその穏やかで心落ち着く風情とは違い、画変わり無くただただ投資が嵩んでいくという辛抱の段階である。この静寂に風を巻き起こし、男達は「超番長ボーナス」を捕まえる事ができるのであろうか?
#020 いつ何時お好きなように。 初の依頼解決と思われた前回に第三者機関よりクレームが寄せられる。常に完璧な仕事を求められる男達が今回迎え撃つは「パチスロ北斗の拳将A-SLOT」。相手にとって不足なし。今回こそ、「ノーマルタイプの面白さ」を伝えつつ完全なる依頼解決に臨むのであった。
#016 2匹のG。 「ゴキブリ退治」に挑む二人であったが、今日も今日とて向き合う確率は1/65536という強大な壁。一筋縄には行かない相手に対し、「ストックをためまりく連を伸ばせばーー」と別の活路を見いだす。かすかに差し込む光を頼りに、男達は黙々とレバーを叩くのであった。
#049 神様に新年の挨拶を。 年末には新年の初詣を約束していたはずだった。ところが年明け早々、去年の厄災ともいうべき「家賃督促」からの逃走行動に出ざるを得なくなり、共に相方と落ち合えないトラブルに見舞われてしまう。一人は相方を捜すべくホールへ向かい、もう一人は見知らぬバーに立ち寄り、美人バーテンダーに・・・
#054 幸せの長い毛。 閑古鳥が鳴く探偵事務所。見かねたマスターの鶴の一声によって未解決の依頼を精算するべくホールへと繰り出した二人は、「学園」と「職場」で大暴れする男達の勝負に巻き込まれていく。いかなる苦難困難に見舞われても、その甲高い声で「楽勝」と宣言する姿に、己の未来の姿を重ねるのであった。