嵐と松本 #035 これが漢の・・・危機。 依頼の達成感を肴に美酒を味わっていたところ、突如鳴り響いたベル。その電話の主とは、一人の女性に惑わされていたあの例の男だった。女への未練、新たな男への嫉妬。すっかり忘れていた彼らに託された願い…それは赤よりも青よりも豪奢な「超番長ボーナス」を捕まえる事であった。
嵐と松本 #036 絶頂。それすなわち絶望の頂。 調査報告である実戦素材が無風、すなわち「凪」(なぎ)の状態にあるということは、大海原のその穏やかで心落ち着く風情とは違い、画変わり無くただただ投資が嵩んでいくという辛抱の段階である。この静寂に風を巻き起こし、男達は「超番長ボーナス」を捕まえる事ができるのであろうか?
嵐と松本 #037 これは楽勝ですか?いいえ、辛勝です。 依頼者が尋ねる「赤よりも青よりも凄いもの」、要するに「超番長ボーナス」を調査し続けて早数ヶ月。血眼で掴んだチャンスを「楽勝」と放言するバンカラに翻弄され続け、未だその行方を掴めずにいた。諦めたらそこで調査終了。数万分の一の確率に挑む男達は、奇跡を具現化しようと常に抗うのである。
嵐と松本 #038 苦しみの先に。 目的はあくまでも「超番長ボーナス」であるが、調査費を浮かせる為には「長期旅行」に出なくてはならない。その旅への切符を得る為のキッカケが、あの競技の数々。「バドミントンと相撲とめんこ。斯様な種目をこの学園界隈で流行らせた奴がいるなら、今すぐここに連れてこい」と、男達は苛立っていた。
嵐と松本 #039 魔法おじさんのなんたるか。 ATM探偵事務所の男が「かわいすぎるパチスロライター」と入籍した。前回、「依頼者の恋人が失踪」という創設以来の大失態を演じてしまったにもかかわらず…だ。今回のかわいすぎる依頼を解決できなかった場合、いよいよ「不幸を売って幸を得る」獏な連中というレッテルが貼られるかも知れない。
嵐と松本 #040 奇跡っていうか…。 めでたい私生活とは裏腹に、最近の業務成績が弱りに弱っている男達。そんな彼らの元に舞い込んできた「まどマギシリーズでロングフリーズを引いて見せてくれ」というヘビーな依頼。重たい職場から逃げ出したくなる弱気に蓋をし、奥歯を噛みしめつつ改めて戦地に乗り込むのだが…。
嵐と松本 #041 サバンナの仇討。 事務所の家賃を滞納してしまっている男達がこのところの依頼解決率の低さを嘆き罵り合っているところにやってきた一人の男性客。「巨ちゃん」とマスターが愛称で呼ぶ事からおおよそ常連客であろうことは察しがついたが、なにやら深刻な悩みを携えているようだ。果たしてその内容とは一体・・・?
嵐と松本 #042 アラシステム、炸裂。 突然やってきた常連客「グレート巨砲」氏が抱える専らの悩みと言えば、「獣王」の勝ち方が全く持って見えない事だという。「アンタ達、ろくに家賃も払ってないんだから代わりに仇討ちしてやんなよ」と、マスターから勅命を受けた男達は、密林に光を見いだすべく、今日も喧噪の中に飛び込むのであった。
嵐と松本 #043 新妻の悩み。 依頼者からの手紙を読み始めようとしたその時、不意に鳴り出した事務所の黒電話。切羽詰まった様子で話し出した相手は、とある新妻。新婚生活満喫中、突然旦那にトラブルが降りかかったのだとか。北斗の叫び、そして北斗の呪い。男達は新妻をたしなめた後、今日もホールへ向かうのであった。
嵐と松本 #044 稲荷は三度も続かない。 今回の依頼者「エリちゃん」が語る相談内容にATM探偵の松本は驚きを隠せなかった。たまたまなる偶然なのか、それとも奇妙なパラレルワールドに迷い込んでしまったのか…。「北斗」という相手を前に翻弄される男達は、漆黒の絵柄を三つ揃いさせる事で謎を解いて見せようと足掻き続けるのである。
嵐と松本 #045 叩かなければいけないもの。 「最近は新機種が大量にリリースされたものの、小口導入が多く全てに手を付ける事がままならない。かといって、実は面白かった機械なのに触らずじまいで終わるのも実に勿体ない」。そんなマスターの会話を聞いてしまった男達は、家賃と引き替えにマスターの友人の手助けをする事となるのであった。
嵐と松本 #046 オシリの行方。 「モグラ叩き」の存在は認識していたが、「オシリ叩き」なるというゲームがあるとかないとか。世界規模の出来事だと力強く語る男は「お空の国にはお菓子のお城が建っているんだよ」と笑顔で話す子どものようにも映る。絵空事か現実か。それを確かめるべく、男達は再びホールへと向かうのであった。
嵐と松本 #047 HOBBY = ENJOY 冬めく季節の中でふと見付けた秋の便り。ぽつりと忘れ去られていたその文の中には、差出人の豪快腕白な名前からは想像できないほど丁寧な文脈で切々とした願望が綴られていた。大きな都と書いて「大都(だいと)」。細字を太字に変えるべく、今日も今日とて男達はホールへと向かうのであった。
嵐と松本 #048 時代の潮流 ~STRONG BELIEVE~ 依頼主の名は「四国のトンファー」。「愛して止まない大都機種の素晴らしさを世の中に広めて欲しい」といった風変わりな依頼内容に対し、ホームランバッターから安打製造器まで取り揃えたこのラインナップをどのように料理してくれようかと、男達は密かに胸を躍らせていたのだが…
嵐と松本 #049 神様に新年の挨拶を。 年末には新年の初詣を約束していたはずだった。ところが年明け早々、去年の厄災ともいうべき「家賃督促」からの逃走行動に出ざるを得なくなり、共に相方と落ち合えないトラブルに見舞われてしまう。一人は相方を捜すべくホールへ向かい、もう一人は見知らぬバーに立ち寄り、美人バーテンダーに・・・
嵐と松本 #050 神様は側にいる。 やりようがなく公園で佇む姿をマスターに見つかってしまった男、逃げるように飛び込んだ酒場の美人バーテンダーに運命を感じる男。すれ違いながらもそれぞれが年末に掲げた目的を「凱旋」と「ハーデス」に託しその瞬間を待ちわびているが、一方は順風満帆、また一方はイバラの天井まっしぐら…
嵐と松本 #051 小数点のその先に。 「LAGOON(ラグーン)」という単語には「サンゴ」とは別に「汚水処理貯水池」という意味があるのだとか。今回の依頼内容は、5.9という数字に括られたその黒い汚水処理貯水池から光を見い出す事。男達は両手に携えた二丁拳銃の撃鉄を起こし、いよいよ引き金に指をかけるのであった。
嵐と松本 #052 メガネの女にご用心。 男達は某共産国の軍歌のような歌を歌い、二丁拳銃を携えながら「アラシステムの成功率は信じる心の多寡が鍵を握る」と断言したのだが、立ちはだかる分厚い扉が開かない。そこで開かない「黒珊瑚」から空いてる「魔法少女」へ目標を変更。時代の狭間に産み落とされた5.9号機の良さとは果たして…
嵐と松本 #053 はじめてのガチンコ立ち回り。 耳が痛くなるような静寂の中、マスターからはおきまりの家賃の督促、そしておおよそ営業妨害と見られてもおかしくない仰々しいポスターを剥がしてくれと懇願される。黙って剥がす。それは闇の組織からの制裁を意味する。ならば未解決の依頼をガチンコで解決し、その全てを精算しようとするのだが・・・
嵐と松本 #054 幸せの長い毛。 閑古鳥が鳴く探偵事務所。見かねたマスターの鶴の一声によって未解決の依頼を精算するべくホールへと繰り出した二人は、「学園」と「職場」で大暴れする男達の勝負に巻き込まれていく。いかなる苦難困難に見舞われても、その甲高い声で「楽勝」と宣言する姿に、己の未来の姿を重ねるのであった。
嵐と松本 #055 あのリプレイ、このリプレイ。 「プレイ」に「リ」が付く事で「遊技」が「再遊技」、即ち『リプレイ』となる。遊技も人生も再び繰り返す事が出来たらどれだけ良い事か。そんな事を思いながら、今回の依頼を遂行するべくホールへ向かう。果たして確率が全設定同一の「リプレイ」の出現率にブレが生ずるのだろうか?
嵐と松本 #056 NO REPLAY NO LIFE 万人に対し平等に与えられた「リプレイ確率」。一体どれほどの時を費やせば1/7.3の「平等」は本来の確率に落ち着いてくれるのか。そして小役をカウントする意味と意義とは。そして1/7.3に翻弄される男を余所目にリプレイで一喜一憂できる機械と対峙する男。果たして今宵の酒は旨いか苦いか。
嵐と松本 #059 巻き起こせBONUS。 目上の人やお客様から「1ゲーム目から潰してこい」なんて事を言われたならば、必要以上に萎縮してしてしまったり、主義に反した行動を取ってしまうのは無理もない話。あたかもそんな感じの「圧」がある依頼を受け、男達は「華やかかつ、新しいノーマルタイプの立ち回り」を探しに行くのである。
嵐と松本 #060 消えたBIGフラグの行方。 「華やかかつ、新しいノーマルタイプの立ち回りを見付けてくれ」という、どうにも難しい依頼を調査していたが、立ち回り以前にノーマルタイプにおける出玉の要、『ボーナスフラグ』自体が行方不明となる始末。「謝り方やそのタイミング」を問われる時代である昨今、男達はどんなケジメをつけるのか。
嵐と松本 #061 真夏のファンタジー。 関東地方における観測史上最速の梅雨明け宣言を受け、汗しか出ない男達といえば、知恵も精も事務所家賃の金も出せない状況。おまけに探偵家業が盗難被害に遭うという笑えない事件まで勃発してしまう。そんな所に飛んで来た手紙。開いたところ「暑気払い的実戦希望」との内容が書かれていた。
嵐と松本 #062 終わらない夏。 「暑気払い的な実戦を希望」との依頼に対し、一も二もなく「沖ドキ!」と「グレートキングハナハナ」に向かった男達。いつになく展開に恵まれ、ハイビスカスが両者咲き乱れる内容になる。「超ドキドキモード」に突入させたところで後半戦を折り返す事になったが、果たして華連はどこまで続くのか。
嵐と松本 #063 今日はホントに大丈夫。 精神的な原因などにより動作に支障をきたし、突然自分の思い通りの動きや意識が出来なくなる症状を「イップス」という。「モノ盗まれイップス」を抱えた探偵事務所のもとに、あのキングコング梶原がおよそ1年半ぶりに来店。「ハーデスイップスに見舞われた放送作家を救って欲しい」との事だが…
嵐と松本 #064 魅せる男たち。 「ハーデス恐怖症からくるお笑いイップスに見舞われた放送作家を救って欲しい」との事で、およそ1年半ぶりにやってきたキングコング梶原。早速冥王に立ち向かったところ、予言直後の1プレイでGOD当選など奇跡的な事象が多発。見事ハーデスを克服し、お笑いイップスから脱却することはできるのか?
嵐と松本 #065 ヘタクソに映る天才。 業績が上向いて浮かれ気分だが、好調な時に限って依頼は来ないものである。そんな折にマスターから「たまには三人で立ち回って勝負しない?」とのテストとも挑戦状ともとれるようなお誘いを受け、まんまと乗っかってしまう。この男達には「勝って兜の緒を締めよ」という諺を送りたい。
嵐と松本 #066 目指せ5千枚。 好調の男達に対し、気分的に言い放った「たまには三人で立ち回って勝負しない?」というマスターの一言が二人に火を付ける。初手から「バジリスク絆」や「ディスクアップ」に向かうという、大人げない立ち回りに神はどんな裁きを下すのか?「三人寄れば文殊の知恵」?「三方一両損」?それとも・・・
嵐と松本 #067 乗り越えなくてはならないもの。 「ならばルパンと星矢をおもいっきりぶん殴ってこい。話はそれからだ」と、マスターは言う。心の奥深くに刻み込まれたトラウマ。事なかれ主義で日々を送り、忌々しい思い出に蓋をして生きるのも一つの方法かもしれないが、男たるもの、しょっぱい記憶は軽いタッチで乗り越えなくてはならないのである。
嵐と松本 #068 さそり座の牛。 心の奥深くに刻み込まれたトラウマを克服するべく、「ルパン三世世界解剖」と「聖闘士星矢海皇覚醒」に向き合う男達であったが、やはり一筋縄ではいかない難敵に四苦八苦する始末。しかし…そんな時にこそ頼りになるのがあのいかがわしいシステム、今回のヒントは「銃」と「牛」である。
嵐と松本 #069 愛だよ、愛。 「万枚に一番近い存在、それは転生だ」と男は言う。それに同調するようにマスターも静かに頷く。平成の時代にやり残している事、今ならまだ間に合いそうな事。それぞれの脳裏に巡るほろ苦い思い出が、三度「転生」に立ち向かわせる。そしてとうとうあの黒い物体に遭遇する事に…。
嵐と松本 #070 愛をとりもどせ。 これまで幾度となく煮え湯を飲まされてきた北斗シリーズに、カウンターパンチをお見舞いするが如く現れた起死回生の「北斗揃い」。依頼の一つを成し遂げ、残すところの課題は「万枚突破」のみ。遙かな高みを現実に望み得るようにした男は呟く。「負けているのに押させてくれた事に感謝だ」と。
嵐と松本 #071 「由美」か「注」か。 相手がどれだけ搾ろうが、己の力を最大限に発揮することで103%の機械割を掻き出すという「ディスクアップ」に対し、かの有名女性外科医が言うように「私、失敗しませんので」と、宣言する男がいる。声高らかな発言は、相当な自信から来る物なのか、それとも壮大なフリなのか…。
嵐と松本 #072 2018年末業績見直しトークスペシャル 今年の年末も、2人侘びしくバーカウンターに佇んでいる男達。来年の新元号を予想しながら、少しリッチなインスタント蕎麦をすすり、今年の業績を振り返っていた折、先週共に調査に出かけた「ガリぞう」が再び男達の前に戻ってきた。彼は男達に対し、勝利に直結する「VIP○○」を紹介する。
嵐と松本 #073 年の初めのGOD詣。 年明け早々事務所に集う男達と、珍妙奇怪なもてなしをするマスター。相も変わらず毒にも薬にもならない与太話をしていたところ、どうやら2019年は嵐が「前厄」であることが話題となる。ならば、やはり厄払いは神頼みであろうと、単純な二元論で事を運ぶ流れになるのだが、今回の『凱旋』はなんと…
嵐と松本 #074 私の凱旋の前で泣かないでください。 正月に年神や仏に備えた鏡餅を神仏に感謝し、無病息災を祈って、供えられた餅を頂くことを「鏡開き」、または「鏡割り」となどと呼称するが、この男達にとっての鏡開きといえば、やはり「対・凱旋」への目論見。これを達成し見事、神を捕まえる事で厄払い達成とするのだが、いかんせん鏡の状況が…
嵐と松本 #075 妖艶な愛の夜。 豆で鬼を追い出し福を呼び込もうとする季節にやってきた、666の悪魔払いなご依頼。依頼者の夫は「鏡よ鏡よ鏡さん…」と夜毎うなされているそうだが、その様子を娘は「パパは白雪姫になったんだ」と思い込んでいるのだとか。「6で鏡といえば…」そう言って男達は今日もホールに向かっていった。
嵐と松本 #076 ダンスを止めるな。 依頼者の夫が毎夜のごとく「鏡よ鏡よ鏡さん…」などとうなされる原因は、「そりゃ嫁に隠れてパチ屋行って、鏡打ったらケツの毛まで毟られたんだろ」との見解を出した男達。早速「HEY!鏡」に向かい、リスクを回避しつつ高設定を見抜くその術を明らかにしていくが、事はそう簡単にいかないようで…